おすすめ曲

冬、寒さが染みる曲と、寒い日に温まる曲

まだまだ寒い日が続きますが皆様いかがお過ごしでしょうか。

今回は、寒い日におすすめのクラシック曲をご紹介します。

まず前半4曲は寒さが染みるクラシック曲、
そして後半2曲は寒い日に温まるクラシック曲をご紹介します。

寒い雰囲気が染みるクラシック曲

シベリウス「ヴァイオリン協奏曲」

冒頭は弦楽器が弱音で雰囲気を作っており、そこにソロヴァイオリンが美しく登場します。
シベリウス自身も「極寒の澄み切った北の空を、悠然と滑空する鷲のように」と説明したそうです。
フィンランド出身のシベリウスならではの、独特な空気感の曲です。

ヴィヴァルディ「四季」より「冬」第1楽章

ヴィヴァルディの四季シリーズには情景を指定する詩(ソネット)がついています。
この曲のソネットは、以下の通り。

寒さの中で身震いしている。
足の冷たさを振り解くために歩き回る。
辛さから歯が鳴る。

小刻みな奏法で、身震いを表現しているそうです。

ラフマニノフ「ヴォカリーズ」

ロシアの作曲家ラフマニノフによる歌曲。
歌詞がないのが特徴です。
伴奏ピアノは一定のリズムで淡々とした雰囲気を感じさせます。

モーツァルト「レクイエム」より
第8曲「ラクリモサ(涙の日)」

モーツァルトが亡くなる間際まで作っていた曲
モーツァルトが作ったのは8小節目までだそうです。

引用:Wikipedia

寒い日に温まる曲

ワーグナー「ジークフリート牧歌」

ワーグナーが、妻コジマの誕生日(12月25日)をサプライズで祝うために作曲しました。
誕生日当日に、自宅の階段に奏者を集めて初演したと言われています。
コジマはとても喜び、何度もアンコールを希望したそうです。
ジークフリートとは、その前年に産まれた息子の名前。
弦楽器の音色に包まれて温かい気持ちになれそうな曲です。

ベートーヴェン 交響曲第9番「合唱付き」 第4楽章

第9番は長大な交響曲で、第4楽章にたどり着くまでに既に40分ほど演奏しています(テンポ設定によります)。
そしてこの第4楽章でようやく、あの有名なメロディが遠くから少しずつ聞こえてきます。このメロディは「歓喜の歌」という愛称で呼ばれています。

いかがでしたか?
冬のお部屋のBGMに、ぜひ聴いてみてくださいね。

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