ピアノの発表会では、聴き映えのする曲が弾きたい!
そんな声にお応えして、ピアニストのT先生にお伺いしました。
モーツァルト:トルコ行進曲
数ある名曲の中でも屈指の人気曲。
連続オクターブがあり、手の小さい人には不向きな部分も。
オクターブが難なく届くようになったらぜひチャレンジしてください。
モーツァルト:きらきら星変奏曲
有名なきらきら星のテーマと、12の変奏から成り立っている曲です。
いろいろなテクニックが必要とされるので、総合的にレベルアップしたい人にもおすすめです。
ベートーヴェン:ピアノソナタ第20番 ト長調 Op.49-2 第1楽章
ソナチネアルバムに入っている曲です。
ベートーヴェンのピアノソナタの中では易しい方なので取り組みやすいです。
生き生きと弾きましょう。
シューベルト:即興曲 変ホ長調 Op.90-2
流れるような速いパッセージと、中間部の激しさとの対比が魅力的です。
テーマの右手の3連符は休みなく動き回るので、よく練習しておきましょう。
メンデルスゾーン:無言歌集より 狩の歌
狩りをイメージした力強い曲で、重音・和音の練習に最適です。
内声にメロディーが来るときは、耳でよく聴きながらバランスを意識してください。
ショパン:小犬のワルツ
小さな子の憧れ、ショパンの名曲です。
指を素早く、軽く動かさなくてはならないので、この曲に入る前から基礎練習をしておくことをおすすめします。
ショパン:ノクターン 変ホ長調 Op.9-2
小犬のワルツと並ぶ名曲。
テンポはゆったりとしていますが、左手の安定感とメロディーの表現力が求められます。
ドビュッシー:アラベスク 第1番
絡み合うような旋律がなんとも美しい曲です。
左右のリズムが違うところは、どちらかに偏らないよう、よく聴いて練習してください。
ドビュッシー:ゴリウォークのケークウォーク
リズミカルで、少しジャズの響きがします。
軽快でおどけた雰囲気の曲ですが、強弱の幅も広いので、各場面をイメージしながら弾きましょう。
平井康三郎:幻想曲「さくらさくら」
桜の舞い散る様子が目に浮かぶ、きらびやかな曲です。
琴や太鼓など和風の響きがたくさん取り入れられていて、西洋の音楽とは違った意味で演奏映えする曲です。
いかがでしたか?
ぜひ候補として音源を聴いてみてくださいね。
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