オペラ

オペラ「椿姫」の主人公の名前はなぜヴィオレッタ(すみれ)なの?

オペラ「椿姫」の
主人公の名前はなぜヴィオレッタ(すみれ)なの?

オペラ「椿姫」。
華やかな音楽が人気のオペラですね。

このオペラの主人公の名前はヴィオレッタ
椿ではなく、すみれなんです。

え?なんで椿にしないの?

と思いますよね。

理由は原作小説邦題

これはオペラが作られる際に元ネタとなった原作小説があり、その中の設定を採用した箇所と採用しなかった箇所があるため、このようになっているのです。
現代でも、漫画が実写映画化する際に、設定が変わっていることもありますよね(ファンとしては複雑ですが…)。
タイトルも、原作小説は「La Dame aux camélias(椿の花の貴婦人)」で、オペラのタイトルは「La traviala(道を踏み外した女)」となっています。
私たちの知る「椿姫」というタイトルは、原作小説が日本に入ってきて出版される際につけられた邦題なんです。

この名残で、日本では、オペラも同じ名称で呼ばれるようになったのです。

原作小説とオペラとの違い

原作小説 オペラ
タイトル La Dame aux camélias La traviala
タイトル直訳 椿の花の貴婦人 道を踏み外した女
日本に入ってきた際の邦題 椿姫 椿姫
主人公の名前 マルグリット ヴィオレッタ
相手役の名前 アルマン アルフレード