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チャイコフスキーの3大バレエ

ロシアの作曲家チャイコフスキーが手掛けたバレエの音楽。
3作品とも大変有名で、こんにちのバレエ公演の主要レパートリーとなっています。

ざっくりご紹介します。

くるみ割り人形

作曲年 1891年~1892年
原作 ホフマン『くるみ割り人形とねずみの王様』の翻案『はしばみ割り物語』
登場人物 少女クララ、ドロッセルマイヤーおじさん、くるみ割り人形
あらすじ クリスマスの夜、少女クララは小さく縮んでしまい、ねずみの大群に襲われる。その窮地を救ったのは、くるみ割り人形だった。
見どころの例 クララが縮むことをどう演出するのか(演出により異なる)

クリスマスシーズンの風物詩といえばこれですね。
「金平糖の精の踊り」ではチェレスタという珍しい楽器が登場します。
当時この楽器をはじめて楽曲に取り入れることにしたチャイコフスキーは、ほかの作曲家にチェレスタの情報が渡らないよう、運搬業者に口止めをしていたとのことです。

白鳥の湖

作曲年 1875年~1876年
原作 不明
登場人物 オデット姫、ジークフリート王子、悪魔ロットバルト、オディール姫
あらすじ 王子は湖にて、白鳥が美しい娘に変身するのを目撃する。悪魔の呪いがかかった娘を助けるために、王子は愛を誓おうとする。
見どころの例 ・対照的な二役をひとりが演じる点
・物語の結末をどう扱うのか(演出により異なる)

オデット姫(白鳥)とオディール姫(黒鳥)を同じダンサーが演じるため、どのように表現を変えてくるのかも見どころです。

眠りの森の美女

作曲年 1888年~1889年
原作 ペロー『眠れる森の美女』
登場人物 オーロラ姫、悪の妖精カラボス、リラの精
あらすじ 国王夫妻の間に姫が誕生したが、洗礼式に招かれなかったことに怒った悪の妖精カラボスが現れ、姫が16歳の誕生日に死ぬよう呪いをかける。
見どころの例 悪の妖精カラボスがどのように演出されるか

同タイトルのディズニー映画がありますね。
ディズニー映画「眠れる森の美女」の劇中音楽の「いつか夢で(Once upon a Dream)」はチャイコフスキーのバレエ音楽の第1幕の「ワルツ」がもとになっています。

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